環境省は12月7日、窓改修を対象に最大200万円の補助が出る『断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省 CO２加速化支援事業（先進的窓リノベ事業2024）』の詳細を発表、24年度は窓の性能ごとの補助額に変更があり、「市場調査の結果、工事費の1/2の補助額となるように調整した」とする。具体的にはサイズにもよるものの23年と比べ内窓で1万円以上減額されているケースもあるほか、カバー工法やガラス交換、はつり工法でも金額の変動した項目がある。詳細は下図の通り。

　今回新たに350億円が増額され、合計1,350億円の予算となった同補助事業では、現在実施している『先進的窓リノベ事業』の予算終了後も申請できるように、23年11月2日以降に着手し、24年12月31日までに完了する工事が対象となっている。昨年との変更点として、製品性能ごとの補助金額に変動があったほか、『先進的窓リノベ事業』では対象外だったドアの改修についても、来年度は窓改修と同時に施工する場合補助対象となる。環境省地球環境局地球温暖化対策課地球温暖化対策事業室の寺井徹室長補佐は「窓の性能が上がってもドアから空気が逃げることもあるので、窓改修の効果を補強しより窓改修の促進を狙い今回から追加した」と話す。なお事業者登録は24年1月中旬から、交付申請及び交付申請の予約提出期間は来年3月下旬から開始される予定だ。