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ニチコン:23年度V2H出荷、前年比 50%増の見込み

Nov 16, 2025  Hanh Nguyen  14 views

 蓄電池および V2H システムメーカーであるニチコン(森克彦社長)の 23 年度V2H 販売台数は昨年度比 50%増の 7,500 台規模を見込む。6月に検査機を増強し生産性を向上させたほか、ハウスメーカー等を中心に新築への採用が加速し、伸長したとする。

 市場シェア 9 割を占める同社のV2Hは単機能型とトライブリッド型の 2 種類があるが、今年、生産拠点であるニチコン亀岡において検査機の増強を行なったことで生産が安定し、単機能型ではカーディーラーやスマエネ機器商社をメインに出荷が続いているとする。また昨年の販売台数のうち10%ほどを占めていたトライブリッド型は、ハウスメーカーの新築への採用が更に伸長し、全体の 20%まで高まっているという。

 同社 NECST 事業部の関宏副本部長は「23 年度は起爆剤となる補助金の追い風、半導体不足の緩和と設備増強を行ったことで生産が安定し、出荷量を伸ばすことが出来た」とするが「補助金が 5 月時点で申請打ち切りとなり、2 か月弱で予算が消化してしまった ことで、9月ごろから出荷推移は鈍化。当初予測の 1 万台には及ばなかった」と補助金に左右されたことについても明かした。

 12 月にはニチコン亀岡の工場敷地V2H、 急速充電器の生産をメインとする新棟が竣工予定であり、生産能力は約 2 倍になる。加えて来年3 月には従来の機種と比べ、約半分のサイズに抑えた新型V2H の発売も控える。


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