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住友電工:エネファーム連携など機能拡充、新型コンパクト蓄電システム年間5,000台標榜

Nov 16, 2025  Hanh Nguyen  15 views

 住友電気工業(井上治社長)は12月8日、小型・軽量を”ウリ”としてきた同社蓄電システムシリーズにエネファーム連携等の機能を追加し、新製品として販売開始した。24年2月末より出荷を予定し、ビルダー・工務店や創蓄機器販売店をはじめ、マンション等の集合住宅を手掛けるディベロッパーなど向けにも拡販を図り、年間5,000台の販売をめざす。

 新製品『POWER DEPO V』は旧モデル同様に「業界最小最軽量クラス」(同社)の省スペース設計であることを特長とし、幅550×奥行275×高さ760mmとエアコン室外機(11~14畳)の約2/3サイズほどで、重さは54kg。他の蓄電池では難しい屋根裏手や出窓下、屋内階段下、ベランダなどの僅かな空きスペースにも設置可能なコンパクトボディとなっている。

 アップグレード点としては、まずより多くの電気を使いたいニーズから蓄電容量3.3kWhに対し、連系時出力を1kWから1.6kWに増強した。またマイナス20℃~45℃までの充放電を実現するとともに、塩害地域にも強い仕様として刷新した。こうした機器信頼性の向上も相まって、機器本体の無償保証期間は10年から15年まで延長。同時に無料見守り・トラブル対応サービス付帯も設置後15年間とし、さらに安心して利用できる蓄電システムとして強化された。

 目玉はエネファームと連携できる運転モードの搭載だ。現状、アイシン製のエネファームに限るが、エネファームの発電電力と家庭の消費電力に合わせて柔軟に充放電することができ「エネファームの発電効率を最大化し、経済効果を向上させることができる」(同社)とする。

 このほか新たな運転モードとして、台風などの警報が発令されるとAIが停電を予測し自動的に充電に切り替わり満充電で停電に備える「緊急充電モード」や、常に満充電状態で待機しておき停電時には1秒以内に給電開始する「オフグリッドモード」も搭載した。とりわけ「オフグリッドモード」の設定で設置する場合は、系統連系申請を不要とし設置後すぐに利用できるとした。


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〔参照〕
家庭用蓄電システムで「業界最小最軽量」の 「POWER DEPO®V」を発売 ~保証期間を15年に延長、エネファーム併設運転モードも搭載~


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