太陽光パネル・蓄電池の EC 販売を手掛けるベストワン(影山潤社長)は 11 月 17 日、セル表面に配線のない設計が特徴の HPBC 技術を利用し、光吸収率を約 2.27%向上させた住宅用太陽光パネルを発売する。出力 450W、変換効率23%で、サイズはD1,722× W1,134mm×H30mm となる。同製品は中国の太陽光パネルメーカーのBluesun Solar製で、ベストワンが同社 EC サイト『ソーラーオフ』を通して日本で初めて販売した。価格は税別 22,000 円/枚だ。
今回発売された JET シリーズ 450W 『BSM450M10-54NHS』はバスバーやフィ ンガー電極といったセル表面の配線を裏面に配置することで遮光の影響がなく、太陽光の吸収率が従来の PERC モジュールと比較して約 2.27%向上している。 ベストワンの影山潤社長は「配線がないため見栄えが良い製品で、出力の高さが特徴だ。同じサイズの n 型 TOPCon 製品と比較しても 20W 高くなっている」と説明する。 さらに「曇りなどの低照度下での発電性能も向上しているほか、計算上劣化スピードが遅いのも特徴で 30 年間 86.9%の出力保証もある」と話す。
今後の目標としては「月に 2~3 コンテナを輸入して販売するイメージで、パネル枚数では 1,000 枚から 2,000 枚規模を売っていきたい」と述べ、続けて「現在オールブラックの製品にニーズが高まっているので、今製品の反響も見ながら、来年以降同じシリーズで表面が黒く住宅屋根に馴染みやすいブラックシリーズの展開も考えている」と語った。

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