東京都清瀬市に拠点を置く設計事務所ハウジングアーキテクトは、設計の打ち合わせ段階において主に芸術家やハンディキャップのある方など専門的な生活環境が求められるケースでChatGPTを活用していくとしている。同社竹内隼人社長は「これまでの住宅づくりで培ってきたノウハウに加え、ChatGPTという多くの情報を網羅するツールを利用することで、より個性のある家造りを求められた場合にも、専門の知識を一から調べるよりスムーズに提案が進められる」と説明する。その狙いとして「打ち合わせ段階で顧客の要望や条件に寄り添った専門的な提案ができるので、専門性のある設計事務所を求める施主の信頼性の獲得に繋がり、これまで以上に家造りや集客の間口を広げることができる」と語る。
具体的な取組みとしては、例えば打ち合わせの段階で視覚障害者のある方の暮らしを想定する場合、チャットGPTに視覚障害者が快適に生活するためのツールを列挙させ、その中で施主が求める要素を相談、設計に取り入れるべき内容を提案していく。また「今月からはAIによる画像の生成もできるようになったので、イメージとして出力した画像を見せながら相談することも考えている」という。この取り組みの開始について、「設計士としてはプロだが、例えば芸術家やハンディキャップのある方に必要な家や環境に精通しているかは別問題だ。もし自分のわからない分野の知識が求められる場合、独学の上で再提案という形になると期間が空くことで施主が不安を覚えたり、一つ一つ書籍やGoogle検索に当たるのも効率が悪かったりする。ChatGPTの活用はある意味打ち合わせに専門家を同席させるようなイメージだ」(竹内社長)と話す。
今後について、竹内社長は「ChatGPTを活用した提案について横展開を考えており、コンサルティング業としての事業化を検討している。将来的にAIに仕事が奪われるのではという話もあるが、AIとの共存や、AIに指示する立場を確立することが重要だ」と語った。
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