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シャープ:ペロブスカイト太陽電池公開、創業以来初の単独技術展で

Nov 16, 2025  Hanh Nguyen  6 views

 シャープは11月10日〜12日の3日間、東京ビッグサイトで創業以来初となる自社単独での技術展を開催した。111周年を記念した最先端技術の体験・展示会で、研究開発のものも含め約40種類のテクノロジー、製品を披露。AIを活用した香り判定技術や、節電節水に特化した家電のほか、次世代太陽電池として期待されているペロブスカイト太陽電池が公開された。

 展示会の冒頭、呉柏勲社長兼CEOは「1912年の創業以来、数々の世界初・日本初の製品をプロデュースしてきた。その原動力は技術。これからもゲームチェンジをもたらす技術を生み出し、人々の生活や働き方をより簡単に、安全にしていく」と話した。

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 会場エリアは「Smart Living」「Smart Industry」「Smart Cities」「Sustainability」の4つに分かれ、「Smart Living」エリアでは、先般発表された太陽光発電と家電をAIを活用して連携させる「ソーラー家電連携」を展示。AIが太陽光発電の発電量と家庭の消費電力量を予測し、発電量が多い時間は強めの運転に移行するなどで徹底した節電を行う。会場ではエアコンだけでなく、次なる想定の対応家電として冷蔵庫やドラム式洗濯機、テレビ等との連携も紹介。テレビとの連携のケースでは、太陽光発電の余剰電力量に応じてテレビの消費量や明るさなどを調整する実演が行われた。

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「Sustainability」エリアでは、NEDO事業の一環として開発した高効率太陽電池を搭載した公道走行実証車や、車体の流線形を実現する3次元曲面車載用太陽電池モジュール、宇宙産業用で巻取りタイプのソーラーシート、そして初公開となるペロブスカイト太陽電池を展示。ペロブスカイト太陽電池においては、同社では2020年より「構造A」と「構造B」の2種類の研究開発をスタートしている。構造Aは高効率化しやすいことを強みとし現状24.8%の変換効率を実現、26年にはタンデム構造と呼ばれる従来のシリコン太陽電池と組み合わせて30%超の超高効率化を目指すとしている。構造Bについては、大面積化しやすい強みがあり、同社の液晶パネルで培った塗工技術等が活かされているとする。展示品は構造 Bで、サイズ880×660mm、厚み0.5mmのガラスにペロブスカイト太陽電池を塗布し、温度をかけて成膜されている。黒い電池セルの間には透明の電極を配置しシースルーとすることで窓やガラスカーテンウォールなどの建材としての活用を想定しているとする。なお、構造Bは現状変換効率約10%となるが26年までに2倍の20%の達成を目指し、実用化を図っていくとした。

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