パナソニックは24年より、英国の同社工場パナソニック マニュファクチャリングイギリス(以下PMUK)にて、太陽光発電、蓄電池、純水素型燃料電池を採用した自家発電により、工場での100%の電力需給を目指す実証実験を開始する。実証においては英国の気象および電力事情等に最適なエネマネや純水素燃料電池の熱利用によるエネルギー効率向上について検証するという。なお同実証を含めた英国への水素関連では23年、24年の合計で約2,000万ポンド投資するとした。
24年秋からPMUKで行われる予定の実証では、合計出力105kWとなる5kWタイプの純水素型燃料電池21台、290kWの太陽電池、1MWhの蓄電池が新たに導入される予定だ。対象拠点の詳細などは下表の通り。英国カーディフでの気象変化や電力事情に応じた電力需給運用を検証し、電子レンジ工場のRE100化を目指すとする。同社グローバル環境事業開発センター加藤正雄センター長は「純水素型燃料電池を活用することで、太陽電池と蓄電池だけの場合と比べ設置スペースを確保できる。また水素発生時に発生する熱を暖房・給湯に利用するなどさらなるエネルギー効率の向上も図っていく」と説明する。
今後の展開については「電力や熱などエネルギーの安定供給に対して関心が高いということもあり、英国に次いでドイツでも実証の開始を検討している。まずは実証を通じて技術や水素を活用し地産地消ができる分散型エネルギーの必要性を欧州で理解してもらうことが重要だと考えている」と語った。

〔参照〕
▷パナソニック:英国自社工場でRE100ソリューション実現に向けた実証を2024年開始予定
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